フリーランスエンジニアは基本的には個人で業務を遂行するという性質があることから、活躍しているシーンは限られているのは確かです。大規模なシステムの設計や開発を一人で行うのはかなり難しいでしょう。
そのため、既存システムの運用や管理、監視といった業務で活躍しているケースが多くなっています。また、開発案件の場合、小規模のものが一般的です。ECサイトのWeb開発やスマートフォンのアプリ開発などがよくある案件です。
一人でも数ヶ月のスパンで開発できる範囲であれば案件としては出てくることが多いものの、一年を超えるような案件はあまりありません。基本的には短期間で開発し、すぐに運用することが目指されています。
このように、フリーランスエンジニアの活躍場所は、既存システムの運用や小規模開発などに多い傾向があります。

ただ、最新の技術を使いこなせるフリーランスエンジニアの場合、少し状況が異なります。
企業の中には、最新の技術を現場に導入する足掛かりを作るために、フリーランスエンジニアを起用しているところがあります。企業としては、優秀なエンジニアが既に集まっているので、そのエンジニアを育て上げ、新しい技術や製品を開発したいと考えています。
そのため、数ヶ月から一年程度契約し、現場で教育を行いつつ一緒に開発を進めていくという形をフリーランスエンジニアに希望しているのが一般的です。このような案件は、単価が高く魅力的なので、フリーランスエンジニアから大きな注目を集めています。